Race Retrospection of Sunday Silence |
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1989 Kentucky Derby(G1) May.06 Churchill Downs 直前のステップレース「サンタ・アニタ・ダービー」を１１馬身差で制したサンデーサイレンス。本来なら「ケンタッキー・ダービー」の大本命とされてもおかしくないところだったが、サンデーサイレンスにはもうひとつ越えなければならない壁があった。 東海岸のイージーゴーア。２歳時、Ｇ１「シャンパンＳ」を圧勝した時にはセクレタリアトの再来と呼ばれ、「ＢＣジュヴェナイル」こそ道悪に泣き２着惜敗。３歳となり「ゴーサムＳ」をセクレタリアトの持つステークスレコードを塗り替え１０馬身差で圧勝。ついに、セクレタリアトを超える馬として全米の注目を集めていた。 前走「ウッド・メモリアルＳ」を３馬身差で快勝していたイージーゴーアが単勝１．８倍の１番人気。サンデーサイレンスは単勝４．１倍の２番人気。 アメリカ３冠レース第一弾「ケンタッキー・ダービー」当日のチャーチル・ダウンズは気温摂氏２℃。７２年ぶりの異常気象の中でレースは行われた。 レースの先手を取ったのは単勝６．５倍３番人気のヒューストン。サンデーサイレンスは４番手。イージーゴーアは後方からという展開。ペースはスロー。バックストレッチでイージーゴーアはサンデーサイレンスの直後まで迫ってくる。サンデーサイレンスは最終コーナー手前で追い出し、直線で先頭に立つと左右によれながらも、イージーゴーアの強襲を抑えて２馬身半差で優勝。まずは１冠を奪取した。 |
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