Foreign-Based Sires
Nijinsky　1967 ニジンスキー
ノーザンダンサー系にあって、その底力、勝負強さを最も受け継いでいるのが１９７０年の英国３冠馬ニジンスキーを経た系統である。 　そのニジンスキー系の中で最も大きな影響を日本に与えたのがカーリアン。現役時代はヨーロッパで走り「仏ダービー」を含め４勝。１９８４年にアイルランドで種牡馬入りすると、仕上がりが早く、尚且つクラシックに強い産駒を多く輩出。１９８８年、１９９１年に英・愛リーディングサイヤーに輝いた。 　代表産駒に、１９９１年「英ダービー」「愛ダービー」を連覇。現在日本で種牡馬として共用中のジェネラス。１９９３年の「マイルチャンピオンシップ」を制したシンコウラブリィ。１９９６年の「日本ダービー」馬フサイチコンコルドもカーリアンの産駒である。	Caerleon
	Caerleon
Sadler's Wells	カーリアンと同時期にアイルランドのクールモアスタッドで種牡馬となった、ノーザンダンサー直子のサドラーズウェルズとはヨーロッパの２大種牡馬として活躍していたが、サドラーズウェルズの方がヨーロッパでの種牡馬成績は、はるかに上を行っていた。一方、日本での種牡馬成績に限るとカーリアンの方が圧倒的に活躍馬を輩出。カーリアン自身、ヨーロッパでは珍しく硬く軽い馬場を得意とし、馬場が渋ればレースを回避していたくらいであったように日本の馬場に向いた系統だと言える。 　サドラーズウェルズ産駒の日本での活躍はサージュウェルズ以外目立った成績を残していないが、ヨーロッパや北米で活躍した産駒のオペラハウスやカーネギーなどが日本に輸入され種牡馬として活躍馬を輩出している。
Sadler's Wells

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