Foreign-Based Sires
Mr. Prospector　1970 ミスタープロスペクター 現役時代は１４戦７勝。この内２勝は特別勝ちで重賞勝鞍は無い。 競走馬としては決して大成功したとは言い難いミスタープロスペクターが引退した時、 後に歴史的大種牡馬となる姿を想像した者は少ない。 種牡馬入りしてから２３年。生存中にして、すでにミスタープロスペクター系と称される、 独自の系譜が描かれる程の爆発的な成功をおさめるにいたった。 アメリカで種牡馬となっているミスタープロスペクターの直子だけでも１００頭近くに、 全世界で直子、孫まで含めると何百頭にのぼると言われる。
スピードとダッシュ力が真骨頂と言われるミスタープロスペクター系において、距離の融通性に優れた産駒を送り出しているのがミスワキ。 　現役時代は欧米両大陸で走り、フランス２歳Ｇ・１「サラマンドル賞」などを制している。 　代表産駒には１９９１年「ＢＣクラシック」を制し、全米年度代表馬となり現在日本で種牡馬として共用中のブラックタイアフェア。１９９３年の「凱旋門賞」馬の名牝アーバンシー。１９９４年の「ジャパンカップ」優勝馬マーベラスクラウンなどを輩出している。 　アイルランドの２歳牡馬チャンピオンとなったウッドマンは現役時代、ヨーロッパで走り「アングルシーＳ」「フーチュリティＳ」と２つの重賞を含め５戦３勝。 　種牡馬として、欧米両大陸で３歳クラシックの勝ち馬を輩出しているあたり、父の個性をもっとも忠実に受け継いでいる後継馬と言えるかもしれない。 　代表産駒には１９９１年の「仏２０００ギニー」馬で、種牡馬として日本産馬初のヨーロッパＧ・１ウィナー、シヴァの父となったヘクタープロテクター。１９９４年の全米２歳チャンピオンで、引退後日本で種牡馬として供用中のティンバーカントリー。日本では１９９５年の「スプリンターズＳ」勝ち馬ヒシアケボノがウッドマンの産駒である。	Miswaki
	Woodman
Seeking the Gold	現役時代は、９ＦのＧ・１「ドゥワイヤーＳ」１０ＦのＧ・１「スーパーダービー」をはじめ４つの重賞を含めた８勝をあげたシーキングザゴールド。３歳時に挑んだ「ＢＣクラシック」でもアリシーバの２着と健闘している。 　代表産駒には２０００年「ドバイ・ワールドカップ」などを制したドバイミレニアム。日本調教馬として初めてヨーロッパのＧ・１「モーリス・ド・ギース賞」を勝ったシーキングザパールもシーキングザゴールド産駒である。 　現役時代は、フランスとイギリスで走り「仏２０００ギニー」「ムーラン・ド・ロンシャン賞」と２つのマイルＧ・１を制したキングマンボ。 　母が「ＢＣマイル」２連覇の名牝ミエスクという血統的バックボーンからも大きな期待を背負ってアメリカで種牡馬入りしたキングマンボが最初に送り出した超大物が日本でデビューしたエルコンドルパサー。そして２年目の産駒からも１９９９年「ベルモントＳ」を勝ったレモンドロップキッドなどの一流馬を輩出している。
King Mammbo
２歳時、３歳時、４歳時と３年連続でＧ・１制覇。４歳時には「ＢＣスプリント」を制して、全米チャンピオン・スプリンターとなり、ミスタープロスペクターの直子としては異端とも言える成長力を示したガルチ。 　種牡馬として、父と同様、欧米両大陸でクラシックホースを送り出している。 　ヨーロッパでは１９９５年の「英２０００ギニー」馬のハライヤー。アメリカでは１９９５年「ケンタッキーダービー」と「ベルモントＳ」を制したサンダーガルチなどを輩出している。 　そのサンダーガルチの産駒に、２００１年の「プリークネスＳ」と「ベルモントＳ」を勝ちアメリカ２冠馬となったポイントギヴンがいる。	Gulch
	Thunder Gulch

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