Foreign-Based Sires
Seattle Slew　1974 シアトルスルー
Slew O'Gold	ナスルーラから１９５７年の全米年度代表馬ボールドルーラーを経由した系統も世代をかさねてなお、繁栄に輝きを増し世界中に、その枝葉を拡げている。 　ボールドルーラーから見ると曾孫にあたるシアトルスルー。現役時代は「ケンタッキーダービー」「プリークネスＳ」「ベルモントＳ」のアメリカ３冠を達成。４歳時にも、ひとつ年下の３冠馬アファームドを完封した「マールボロＣ」をはじめ３重賞を制し、全米競馬史上でも屈指の強豪に数えられる。 　シアトルスルーは種牡馬としても成功。父との親子制覇を達成した「マールボロＣ」を含め７つのＧ・１を制し、自身も種牡馬として活躍しているスルーオゴールド。１９９５年の「宝塚記念」を勝ったダンツシアトル。１９９７年の「安田記念」を制したタイキブリザードなど、２歳チャンピオンから古馬チャンピオンまでさまざまな強豪馬を輩出している。
そして今、シアトルスルーの血脈を、さらに大きな繁栄に導こうとしているのがＡＰインディ。 　 　現役時代は「ベルモントＳ」と「ＢＣクラシック」を制し、シアトルスルーの最高傑作といわれたＡＰインディは種牡馬としても、父に勝るとも劣らぬ影響力を発揮している。 　１９９７年の「アラバマＳ」を制したランナップザカラーズ。１９９９年の「ＮＨＫマイルカップ」勝ち馬シンボリインディなど、わずか３世代の産駒から数多くのＡ級馬を輩出している。	A.P. Indy
	Run up the Colors (Alabama Stakes)
Capote	一方、シアトルスルーが持つ、優れたスピード能力の忠実な継承者となっているのがカポーティ。 　 　現役時代は、翌年「ケンタッキーダービー」「プリークネスＳ」を勝つアリシーバを３着に、「ベルモントＳ」を勝つベットトワイスを４着に沈め「ＢＣジュヴェナイル」を快勝、全米２歳牡馬チャンピオンとなったカポーティは種牡馬としても活躍。 　１９９６年の「ＢＣジュヴェナイル」を制し、父と同じ全米２歳牡馬チャンピオンとなったボストンハーバーなどを輩出している。
Boston Harbor (BC Juvenile)

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