Race Retrospection of Sunday Silence |
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1990 Californian Stakes(G1) Jun.03 Hollywood Park 冬の間に膝の骨片を取り除くという手術をしたサンデーサイレンスは、春シーズンを休養。 ６月３日、ハリウッド・パーク競馬場で行われたダート９ＦのＧ１「カリフォルニアンＳ」でおよそ７ヶ月ぶりにファンの前に姿を見せたサンデーサイレンス。久々とは言え直前の調教で本番さながらの時計を叩き出し復活をアピール。結局、他の有力馬が恐れをなして続々と回避し、レースはわずか３頭立てとなった。 単勝１・１倍の圧倒的１番人気に支持されたサンデーサイレンス。スタートから先頭を走りレースをリード。軽快に逃げたサンデーサイレンスを追ってくる馬は無くそのまま２頭を引き連れてゴール。問題なく復帰戦を飾った。 |
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| 1990 Hollywood Gold Cup(G1) Jun.24 Hollywood Park 続いて西海岸前半戦の総決算、１００万ドルレースの「ハリウッド・ゴールド・カップ」に駒を進めたサンデーサイレンス。 万全の態勢で出走してきた前年の年度代表馬に戦う前から白旗を挙げていた馬が多かった中、ただ１頭、打倒サンデーサイレンスに密かな闘志を燃やしていたのが１歳年上の５歳馬クリミナルタイプだった。 この年の春、クリミナルタイプは「ピムリコ・スペシャル」をレコードタイムで制してＧ１初制覇。そして、前走「メトロポリタンＨ」ではイージーゴーアを破って優勝しており、もしここでサンデーサイレンスを倒せば東西の両横綱を総なめにするという大殊勲を打ち立てることになる。 サンデーサイレンスは３番手、そしてその前２番手をクリミナルタイプ。バックコーナーで両馬ともにスパートしクリミナルタイプ先頭で直線へ。２頭馬体をを合わせながら後続を引き離し、ゴールまで接戦の末、クリミナルタイプが最後まで譲らずアタマ差で優勝。 クリミナルタイプはこの年の「Ｂ．Ｃ．クラシック」を勝つ程の強豪であり、クリミナルタイプより２ｋｇ以上重いハンデを背負って接戦を演じたサンデーサイレンスの強さを改めて印象つけたレースだった。 このレースの後、サンデーサイレンスは左前脚の種子骨じん帯を損傷していることが判明して引退を余儀なくされた。 |
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