Forefathers
Ribot	リボー Ribot イギリス産　１９５２−１９７２ １６戦１６勝 主な勝ち鞍 凱旋門賞（２４００ｍ） Ｋジョージ�Y＆ＱＥＤＳ（１２Ｆ） ミラノ大賞（３０００ｍ）
テネラニ Tenerani Bellini Tofanella ロマネラ Romanera El Greco Barbara Burrini
「ドルメロの魔法使い」と呼ばれた19世紀前半のイタリアの天才馬産家、 フェデリコ・テシオの生産所有馬。 彼の生み出した数々の名馬の中でもリボーは最高傑作と言われている。  牧場時代のリボーは同世代の馬の中でも最も小柄であったため フェデリコ・テシオはリボーをクラシック登録しなかったといわれている。 ２歳７月にミラノでデビュー戦を勝つ頃には馬体も成長。 続く「クリテリウム・ナツィオナレ」を２馬身差で楽勝、 イタリアの２歳チャンピオン決定戦、「伊グランクリテリウム」でも ２着のガイルを頭差捉えて優勝する。 ３歳となり初戦の「ピサ賞」で馬なりのまま６馬身差をつけて楽勝。 続く「エマヌエル・フィリベルト賞」では後続に１０馬身差を付けて圧勝し、 イタリア最強３歳馬の地位を確定した。 クラシック登録のなかったリボーの最大目標は秋の「凱旋門賞」で、 ステップレースの「ベサナ賞」も圧勝し「凱旋門賞」に挑んだ。 重馬場で行われたレースで２番手を追走、直線であっという間に抜け出し、 ２着ボウプリンス以下に３馬身差をつけて優勝した。 その後イタリアの「ジョッキー・クラブ大賞」に出走。 このレース３連覇のかかっていた古馬の強豪ノルマンに１５馬身差を付けて優勝する。 ４歳になったリボーはイタリア国内で「ミラノ大賞」を含め４戦４勝。 その後イギリスに遠征し、「ＫジョージVI&ＱエリザベスＤＳ」に出走、 イギリスでもリボーは圧倒的な一番人気に推され、 その期待に応えて２着に５馬身差を付けて快勝した。 帰国後「ピアツァーレ賞」を楽勝して「凱旋門賞」連覇を狙ってフランスへ遠征。 重馬場のコースを３番手追走し直線を向くと馬なりのまま、 ２着に６馬身差で圧勝、史上５頭目となる「凱旋門賞」連覇を達成し、 １６戦１６勝で引退の花道を飾った。 引退後、１９５７年からイギリス、イタリア、アメリカで供用。 英チャンピオンサイヤーに３回なっている。 アメリカでの供用期間が一番長いにもかかわらず、産駒の多くは ヨーロッパでの活躍が目立った。 しかし、種牡馬として父系を発展させたのはアメリカで走った、 グロースターク、ヒズマジェスティ、トムロルフなどであった。

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