Forefathers
Native Dancer	ネイティヴダンサー Native Dancer アメリカ産　１９５０−１９６７ ２２戦２１勝 主な勝ち鞍 プリークネスＳ（ダ９．５Ｆ） ベルモントＳ（ダ１２Ｆ） メトロポリタンＨ（ダ８Ｆ）
ポリネシアン Polynesian Unbreakable Black Polly ゲイシャ Geisha Discovery Miyako
アメリカの馬産家Ａ.Ｇ.ヴァンダービルトの生産所有馬。 母親譲りの芦毛の馬体で「灰色の幽霊」という愛称で親しまれた。 当時アメリカでテレビ放送が普及し始めて競馬中継も放送されていた。 当然白黒の放送であったレース画面の中、芦毛の馬体だけは識別でき、 いわばテレビ時代の申し子のような存在であり、 レース中はいつも好位を追走、ゴール前いつのまにか先頭に立って駆け抜ける様子が、 「灰色の幽霊」と呼ばれる所以であった。 ２歳時、４月にデビュー。 この頃のアメリカ競馬は２歳戦が盛んでステークスレースが多く行われ、連戦連勝。 ２歳チャンピオン決定戦「フューチュリティＳ」を世界タイレコードで圧勝。 ９戦９勝で２歳チャンピオンと年度代表馬に選ばれる。 ３歳になり２戦２勝で挑んだ「ケンタッキーダービー」。 圧倒的１番人気に支持されたが、マイペースで逃げていたダークスターを、 アタマ差捉えきれずよもやの敗戦。競馬場が静まりかえったと言われている。 続く「プリークネスＳ」、「ベルモントＳ」は楽勝し２冠馬となったものの 年度代表馬の座はトムフールに奪われてしまった。 ４歳になり３連勝して２２戦２１勝。 「凱旋門賞」出走のプランが出てきたが脚部不安を発症して引退する。 しかし前年奪われた年度代表馬の座は奪還した。 引退後、１９５５年から種牡馬としてアメリカで供用。 これだけの名馬にしては物足りない種牡馬成績だが 産駒のレイズアネイティヴがアメリカで、孫のシャーペンアップが欧州で大成功。 ネイティヴダンサー系を繁栄させている。

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