Ruffian

「ならずもの」という意味を持つ、アメリカ史上最強の牝馬。　２歳時、ベルモントパークの新馬戦で２着に１５馬身差をつけて衝撃のデビューを飾る。この後も「ファッションＳ」を６馬身差、「アストリアＳ」を９馬身差、「ソロリティＳ」を２馬身差、最後に「スピナウェイＳ」を１３馬身差で優勝。合計４５馬身差をつけて最優秀２歳牝馬に選出された。　３歳になり「ニューヨークトリプルティアラ」と呼ばれる「ニューヨークの牝馬三冠レース」のステップレースを軽く２勝して、一冠目「エイコーンＳ」に出走。スタート直後から加速して行くラフィアンに付いていける馬は無く、２着に８馬身差をつけて優勝。２冠目の「マザーグースＳ」も同じく１３馬身差をつけて優勝。３冠最後の「ＣＣＡオークス」では最後詰め寄られるが、それでも２着に２馬身差をつけて優勝。無敗でアメリカ競馬史上４頭目の「牝馬三冠馬」となる。　この後、同じ世代にフーリッシュプレジャーという「ケンタッキーダービー」馬がいて、２頭の間でマッチレースをやろうということになり、１９７５年７月６日に「ザ・グレイトマッチ」というレースが組まれることになった。　しかしレース中ラフィアンは骨折。大手術を施したが助からず、天に駆けてしまう。　これ以降、アメリカでは強い馬どうしなどのマッチレースは実現していない。　その後、ラフィアンは悲劇の名馬として語り継がれ、ベルモントパーク競馬場の内馬場にひっそりと眠っている。	１９７５　エイコーンＳ
	１９７５　ＣＣＡオークス

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